ダンシング楽器

研究内容

近年,コンピュータを用いて音楽とダンスを結びつける新しいエンタテインメントに注目が集まっている.しかし,従来システムの多くは,身体に装着したセンサからの生データをそのまま音に変換しており,ダンサーのステップを認識して演奏を制御することは難しかった.そこで本研究では,靴に無線加速度センサを取り付け,ダンスを踊りながら音楽の演奏できるウェアラブルダンシング演奏システムを提案する.また,プロトタイプシステムの実運用から明らかとなった動きと音のずれに対処するため,ダンスステップ認識のための新たな動作認識手法を提案する.提案手法では,動きと音の感性実験から明らかにした特性をもとに,動作を2 段階で認識する.評価結果から,提案手法により認識速度と認識精度を兼ね備えたシステムが構築できたことを確認した.

発表歴

  • 藤本 実, 藤田直生, 竹川佳成, 寺田 努, 塚本昌彦, “ウェアラブルダンシング演奏システムの設計と実装,” 情報処理学会論文誌, Vol. 50, No. 12, pp. 2900–2909 (2009年12月).
  • Fujimoto, M., Fujita, N., Takegawa Y., Terada, T., and Tsukamoto, M., “Musical B-boying: a Wearable Musical Instrument by Dancing,” Proc. of the 7th International Conference on Entertainment Computing (ICEC2008), pp. 155–160 (Sep. 2008).
  • Fujimoto, M., Fujita, N., Takegawa, Y., Terada, T., Tsukamoto M., “A Motion Recognition Method for a Wearable Dancing Musical Instrument,” Proceeding of IEEE International Symposium on Wearable Computers (ISWC2009) pp. 11–18 (Sep. 2009).