グラウンデッド・セオリー・アプローチ的方法によるピアノ演奏習得におけるチャンク形成要因の予備分析

研究内容

ピアノ演奏では,譜読み,正確な打鍵,リズム感覚など,さまざまな技術が求められます.そのため,学習コストの高さに利用を断念したり,習熟効率の低さから挫折してしまう演奏者が多いです.これらの問題を解決するために,竹川らはピアノ初心者を対象とした,鍵盤上に演奏補助情報を投影するピアノ学習支援システムを構築しました.田村らは竹川らのピアノ学習支援システムを用いて実験を行いました.その結果,このピアノ学習支援システムを利用した学習者は,課題曲をうまく弾けるようになるにつれて,一連の複数の音符をまとまりとして認識するチャンクを形成することを明らかにしました.しかし,田村らの研究では客観的ではなく主観でチャンクを分析しているため,本研究では,GTA(Grounded Theory Approach) に準じた統計的手法による,チャンクの変容およびその要因を明らかにすることを目的としました.そこで本研究では被験者間で,チャンク形成の変化に傾向があることを発見しました.

ポスター

キーピクチャ

発表歴

  • 石垣愛美,竹川佳成,平田圭二,冨永敦子,グラウンデッド・セオリー・アプローチ的方法によるピアノ演奏習得におけるチャンク形成要因の予備分析,情報処理学会研究報告,Vol.2017-MUS-116,No.7, pp.1-8(2017)