研究内容
近年,ウェアラブル機器などのGoogle GlassとApple Watchが社会に普及しています.それらのデバイスは、ユーザに特定の選択肢を与える情報を提示します.しかし,それらのデバイスは以下のような状況には利用することができません.例えば,静かな場所で話が盛り上がって声が大きくなってしまったときや緊張しているにも関わらずプレゼンテーションで明確に話すことができないときなどがあります.このような問題を解決するために,本研究ではユーザが自分自信の行動を制御するためのウェアラブルデバイスを開発します.そして,本ウェアラブルデバイスはユーザの行動を意識せずに制御し,ユーザにストレスを感じさせないことを目指します.さらに,デバイスを実装するためにロンバード効果を適用します.このデバイスは,環境音を取得するマイク,発話声量を取得するマイク,スイッチ,Arduino,音量増幅回路で構成されます.そして,周りの環境音とユーザの声量によって,イヤホンからフィードバックするユーザ自分の声量を変化させます. さらに,ユーザが自信の声量を意識的に大きくするために,ホワイトノイズを出力する機能を追加します.
ポスター

ムービー
キーピクチャ

発表歴
- 竹川佳成, 平田圭二, “声量制御のための音声フィードバック手法の提案,” 情報処理学会研究報告, Vol. 2016-EC-41, No. 24, pp. 1–8 (2016年7月).
- Fumiya Hara, Yoshinari Takegawa, Keiji Hirata, Design and Implementation of a Voice Feedback Device for Voice Loudness Control, Proceedings of The 16th International Conference on Entertainment Computing 2017 (ICEC 2017), pp.81-87(September 2017).